きゃりーぱみゅぱみゅさんが可愛らしい衣裳のコスプレをしているCMを見ました!
ワイヤーアクションで撮影されていて、
可愛い上に、かっこ良くて、心を奪われてしまいました~!
橋の上で笛を吹いて、大男と戦う場面が描かれていますが、
日本の歴史上とても有名な場面で、ふたりとも実在の人物のコスプレなんですよね!
なぜあんなに、ワイヤーアクションで飛ぶ必要があったのでしょうか。
気になったので調べてみました!
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きゃりーぱみゅぱみゅが演じたのは「牛若丸」!後の「源義経」!!
きゃりーぱみゅぱみゅさんが演じていたのは、「牛若丸」という人物です。
聞いたことがあるかもしれませんが、鎌倉幕府を作った源頼朝(みなもとの よりとも)さんの弟である
源義経(みなもとの よしつね)さんですね。
牛若丸は幼名と言って子供のときの名前です。元服、今で言う成人してから名前を義経としました。
お兄さんの頼朝さんといっしょに父の敵である平家一族を討ち滅ぼしますが、
義経の才能を恐れたお兄さんに反逆者として追われることになってしまう悲劇の英雄として伝えられることが多い人物です。
え?男なのに、なぜきゃりーぱみゅぱみゅさんが演じたの!?
と思う人もいるかもしれませんね。
義経紀や平家物語など、いろんな書物に登場しますが、
ある時から、義経はまるで女性のような美少年だったというイメージが伝わり、
ドラマや映画でも美形の俳優さんが演じることが多いのです。
ストーリーの元ネタは「橋弁慶」!牛若丸は1000年前から軽やかだった!!
今回のきゃりーぱみゅぱみゅさんのCMの元ネタとなったのは、
「橋弁慶」(はしべんけい)という物語です。
弁慶(べんけい)という京都に夜な夜な現れる謎のお坊さんが、
橋を渡ろうとする武士から力ずくで刀を奪うという事件が起こります。
その弁慶を退治するために、牛若丸(義経)は女性に変装し、笛を吹きながら橋を渡ろうとします。
そこに現れる弁慶と牛若丸が激突する!という胸熱なストーリーなのです。
牛若丸は、小さい頃お寺に預けられていて、
その山の中で修行をしていたので、とても身軽なのです。
物語の中でも、橋の欄干(らんかん:手すり)の上を軽やかに飛び回り、
パワー系キャラの弁慶をスピードで圧倒するという、
今で言うと、NARUTO(?)の多重影分身の術みたいなアレです(適当)
きゃりーぱみゅぱみゅさんは、まさにその牛若丸を華麗に演じていたということですね。
ちなみに、牛若丸に倒された弁慶は、その後牛若丸の子分になります。
義経とともに、数々の戦場をくぐり抜け、兄・頼朝の手から逃れるときも
義経をかばい、たくさんの矢を受けながらも、立ったまま絶命するという「立ち往生」という言葉の元ネタでもあります。
この歴史を知っていると、きゃりーぱみゅぱみゅさんの演じたこの場面は
歴史上の最強コンビの誕生の瞬間であり、それも超名場面だということがわかるのです。
それにしても、きゃりーぱみゅぱみゅさんは可愛い。(可愛い)
こちらはメイキングです。
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