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『君の名は。』の「結び」とは?御神体・神話・神社を徹底調査!

2017/01/05

ついてに『君の名は。』を映画館で観てきました!心がキレイになる映画でしたね~。いろいろ興味深いテーマやモチーフが散りばめられていて、考察するのも楽しくなる作品でしたね。

 

どうも、何もなくても忘れっぽいれおにすです(´・ω・`)ノ

 

この記事はネタバレを含みます。

 

今回は、隕石、御神体、神社、そして登場人物や物語と神話の関係性を探ってみることにします。

 

 

 

君の名は 日本神話

 

宮水神社の御神体と隕石と神話

三葉のおばあちゃんが神主を務める宮水神社のように、「隕石」が御神体となっている神社は実在しています。

 

飯石神社(いいしじんじゃ)

君の名は 神社

島根県雲南市にある神社です。作品で描かれていた神社とは全然違いますが、

「隕石」を祀っているという意味では参考になっているかもしれませんね。

 

日本の各地には、隕石が落ちてきたという言い伝えがたくさんあり、

その場所には星を信仰する考え方が残っていたりしますよね。

 

岡山県や愛知県には星神社と呼ばれる神社もあるくらいです。

その他、「星」の付く地名や神社には、隕石だけでなく、

北斗七星や北極星などの星を信仰している神社もあるようですね。

 

『君の名は。』でも1200年前の隕石落下がした、という設定があったので、

宮水神社のきっかけになっていたと考えるのが自然ではないでしょうか。

御神体が祀られている場所はあの世!?

山頂の御神体があった場所がクレーターになっていました。

その場所は「ここから先はあの世」という一葉おばあちゃんの言葉からすると、

「中津国(なかつくに)」をモチーフにしていると思われます。

 

豊葦原中国(旧字体:豐葦原中國、とよあしはらのなかつくに)とも呼ばれ、単に中国、もしくは中津国(中つ国)とも言う。日本書紀には、豊葦原千五百秋瑞穂國(とよあしはらのちいほあきのみずほのくに)という記載がある。

神々の住む天上世界である高天原と、死後の世界である黄泉、あるいはスサノオが治める根之堅洲国に対比された日本の国土を指すと考えられる。

引用元:wikipediaより

 

日本には古くから石や岩を「生きてもいる、死んでもいる」ものとして考えて信仰する考え方もあります。

お墓などがいちばんわかりやすいですよね。

 

御神体となっているあの大きな石の遺跡も、まったく説明がありませんでしたが、

隕石を切り出してつくったのであろうということが伝わってきます。

 

おばあちゃんの言っていた「結び」と神話の関係とは

おばあちゃんの言葉にあった「結び」のお話は、まさに日本の神話をモチーフにしていると言えますね。

「結び」は、おそらく「産霊(むすひ)」のことではないかと思われます。

「産霊(むすひ)」とは…

「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに「創造」を神格化した神である。

女神的要素を持つ神皇産霊神と対になり、男女の「むすび」を象徴する神であるとも考えられる。

引用元:wikipediaより

神皇産霊神(タカミムスビ)

 

こんな気になる内容の記述もありました。

『古事記』によれば、天地開闢の時、最初にアメノミナカヌシが現れ、その次にカミムスビと共に高天原に出現したとされるのがタカミムスビという神である。

アメノミナカヌシ・カミムスビ・タカミムスビは、共に造化の三神とされ、いずれも性別のない神、かつ人間界から姿を隠している「独神(ひとりがみ)」とされている

性別のない神様という点が気になりました。

『君の名は。』の最も大きなテーマは、「結び」「つながり」ということと、

「ある男女の心が入れ替わる」というものです。

君の名は 入れ替わる理由

瀧と三葉の入れ替わりは、過去に「転校生」という映画でも描かれ、

青春SFモノの定番ともなっている要素ですが、

時間を超えて隕石被害から街を救うという奇跡を起こすためには

必要なイニシエーションだったと思えます。

 

「三葉」という名前にも秘密があった。

三葉の名前には「三(さん)」という数字が入っています。

「三」は神様に通じる数字とも言われており、造化の三神(アメノミナカヌシ・カミムスビ・タカミムスビ)も「三」です。

そして、「三」と「ムスビ」に通じる食べ物が物語に登場します。

 

物語終盤、瀧君が御神体へ向かう途中に食べていたもの、それが「三角のおむすび」です!

sadakane_food_macro03_eyecatch

高山ラーメンの店主が瀧くんに持たせてくれたお弁当だったのですが、

何気ない小道具にも、こうした神話の要素が散りばめられているあたりが、マニア心をくすぐりますよね!

 

感想:「君の名は。」は新時代の神話アニメ

いかがでしたでしょうか。

 

難しい神様の名前をいっぱい引っ張ってきてしまいましたが、

時間を天の川に見立てた、時空を超えた七夕、織姫と彦星の物語だとも思えます。

 

「君の名は。」という映画は、日本人のDNAに語りかけてくるようなアニメで描く新しい神話であろうとしているのかもしれませんね。

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