べっぴんさんの15話「とにかく前に」編、とてもよかったですね!!
何がよかったって、「すみれ」こと芳根京子さんの演技が深イイ演技だったんですよ~!!
これまでの朝ドラの主役と違っていて、役どころがハツラツ系ではないので、心配でしたが役のテーマと物語の照準が合ってきたと言う感じがしますね!
どうも、れおにすです(´・ω・`)ノ
ここまでの「べっぴんさん」の展開がメッチャ早くてスカスカな話になるのではないか、というのは取り越し苦労でしたね。これまでの展開は、すみれが仕事に目覚め、会社を起こしていくところをメインで描くための、いわば助走期間だったと言えます。
それにしても、芳根京子さんの演技がとても良い演技でした。朝からこんなイイもん見せてもらって本当にオッチャン幸せですよ。
15話「とにかく前へ」で良かった「すみれ」の演技とは
芳根京子さんの演技は、「あさが来た」の波留さん、「とと姉ちゃん」の高畑さんのような前に押し出してくるタイプの演技ではありません。
芳根京子さんの演技の本質は、「受け取り、感じる演技」です。
これは、主役を張る役者さんに必要な素質だと言えます。
今回の15話「とにかく前へ」では、その演技力を発揮するために書かれたような構成になっていました。
潔に「いままのようなこじょうちゃんのままでは生きてはいけない」と諭されます。
ただ聞く演技ですが、何かを受け取っているのがわかります。決して表情で演技しているわけではありません。
「何かを感じ、心が動く」演技です。20歳前の女優さんとは思えない演技力です。
変わってしまった旧友との再会。これからどうしたらいいか、わからないすみれ。自分も大切な何かを捨てて、子供のために体を張らなければならないのか、と戸惑います。
ここでも、すみれの心もとなさ、孤独、迷い、表情だけでなく全身で表現できています。それは彼女の心が本当に動いているからだと言えます。
靴屋・麻田さんとの再会。麻田が作ってくれた靴を、誰かに売って欲しいとお願いするが…。
「すみれお嬢様のためだけに作った靴を、他の誰かに売ることは自分にはできない」と断られます。
ですが! すみれの持っていた手作りの写真入れを見た麻田が、そのクオリティに感心します。
麻田は、すみれに「ハンドメイドのモノを作って、ここで売ってみては?」と提案します。
そのときの芳根さんの演技も素敵でしたね。心の中にあたたかい光か、灯火が点いたような、目の奥に輝きを宿すのです。
照明さんのライティングが良かった説もありますが、芳根さん自身の演技力によるところが大きいのではないでしょうか。
潔の友人・岩佐という新キャラも迎え、物語は新たな局面を迎えていますね!
これからの展開が楽しみで仕方ありません!!
仕事に行かず、繰り返し見たいなあ!!
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