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蘇りの石をなぜ捨てた?理由と使い方と効果!賢者の石との違いも

蘇りの石とハリー・ポッターの出会いは、「ハリー・ポッターと死の秘宝」つまり映画でも原作でも最終作となっています。

しかし、蘇りの石がハリー・ポッターの持ち物となる前に、実はダンブルドア校長の策略の中で、既に蘇りの石とハリー・ポッターはニアミスしていたのです。

ダンブルドア校長は、ヴォルデモート卿の“分霊箱”の1つである「ゴーントの指輪」を破壊して、のちにハリーに見せましたが、その指輪には、蘇りの石が隠されていました。

近いうちにハリー・ポッターが迎えるヴォルデモート卿との決戦で、その石が使えるように配置したときの、ダンブルドア校長の気持ちが偲ばれます。

それでは蘇りの石とハリー・ポッターダンブルドア校長の関係、そして気になる賢者の石との違いなどを探索しましょう!

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目次

蘇りの石をなぜ捨てた?捨てた本当の理由とは

「ハリー・ポッターと死の秘宝」では、ハリーがヴォルデモートと禁じられた森で対決する直前、スニッチが開き、ハリーがポロっと蘇りの石を落としたシーンがありました。

貴重な「死の秘宝」のうちの1つが、ハリーの不注意で失われてしまったようです。

ハリーは、なぜ蘇りの石を捨ててしまったのでしょう。

これはハリーの気持ちになってみると、2つの理由があると思われます。

1つの理由は、ハリーがハーマイオニーの助けを借りて、蘇りの石の伝説について把握していた、ということがあります。

本当に命が復活するのではないことを知っていたので、蘇りの石のその後に、ハリー・ポッターは興味が持てなかったのでしょう。

もう1つは、その直前に、ハリーはスネイプ教授の「記憶」を確認し、自分はヴォルデモートに殺されなければならない存在だということがわかっていたことに、由来します。

自分が死者に加わる直前、自分を愛する人々の魂に触れることができたハリーには、もう必要のない宝物になったわけです。

蘇りの石の使い方と効果とは

蘇りの石の主な情報は、やはりハーマイオニーがダンブルドア教授から贈与された「吟遊詩人ビードルの物語」で語られている内容です。

手のひらの中で3回まわして恋しい人を思い浮かべると、その人が蘇ると言うことになっています。

肝心なのは、本当に生者として一度死んだ人間が蘇るというわけではなくて、あくまで亡者のまま蘇る、という点です。

伝説で蘇りの石を手にした三人兄弟の次男は、蘇ったかつて愛していた人とは本当に交わることができず、自殺してしまいます。

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蘇りの石と賢者の石の違いとは

蘇りの石と賢者の石の違いとは、まさに「命」の捉え方の違いということになります。

蘇りの石は、先程からの話の通り、姿かたちは「死者」が望み通りに戻ってきますが、決して生者と同じということではなくて「ベール1枚で隔てられたような交流しかできない」とのことです。

賢者の石は、逆に死者をどんな形でも蘇らせることはできません。

あくまで今、生きている人の命を伸ばす「命の水」を作ることができる石、という設定になっています。

ハリー・ポッター第1作目で「賢者の石」は持ち主ニコラス・フラメルの同意を得て、壊されてしまいました。

それでもニコラス・フラメルは「命の水」がなくなるまでは既に大長寿である命をなくすことはない、とダンブルドア校長に説明されています。

蘇りの石がスニッチの中にあった理由とは

蘇りの石はハリー・ポッターがダンブルドア教授から譲り受けた、ハリーが初めてクィディッチの試合でゲットしたスニッチの中に隠されていました。

蘇りの石がなぜスニッチの中にあったのか、これはダンブルドア校長の頭の中だけで考えられた、つかみにくい問題ですね。

1つ言えるのは、スニッチは「肉の記憶を持つ」という設定です。

かつて触れた唯一の人・ハリーにしか開けられない隠し場所と言う意味では、スニッチはぴったりだったわけです。

実はスニッチは試合ごとに新しく用意されている、ということでしょう。

スニッチにはダンブルドア校長により「終わる時に開く」という魔法がかけられていました。

ハリーは禁じられた森で自分が死ぬべきということを自覚した時、スニッチを思い出して取り出します。

すると蘇りの石がスニッチから出てきて作動し、ハリーの周りにはハリーに愛情を持っている、懐かしい人々が亡霊として集合します。

蘇りの石の呪いとは

蘇りの石の呪いは、その名前に反して、生者としては人を蘇らせることができない、というところでしょう。

正しく石のことを理解していれば、ダンブルドア教授がハリーにしかけたような、有効な使い方ができるかもしれません。

しかし、自分の愛する人を蘇らせたい一心で、伝説を誤解して作動させてしまうと、決して幸福にはなれない事態が待っています。

伝説の中で蘇りの石を使った二番目の兄は、先ほど見てきた通り、まさに死神の呪いにかかります。

蘇らせた女性と一緒になるため、自分が死んで亡者の仲間になることを選んでしまうのです。

伝説では「『死』は二番目の兄を自分のものにしました」と表記されています。

蘇りの石のまとめ

「死の秘宝」と言われているだけあって、蘇りの石はとても危険な存在でした。

伝説で死神が与えた宝物と言われているのも当然かもしれません。

ダンブルドア教授が蘇りの石をハリーのために用意している段階で、まずはハーマイオニーに伝説の正しい解釈をさせたくて、「吟遊詩人ビードルの物語」を与えたことは正しかったわけですね。

この物語は日本語版として出版されていますし、今では文庫版も寝ています。

字が大きめの簡単に読める本ですので、オススメです!

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この記事を書いた人

獅子座からやってきた調査員れおにすです!
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