リオ五輪、男子柔道100kg超級の決勝戦はなんとも言えない後味の悪い試合になってしまいました。これも勝負の世界の厳しさだということでしょうか。
どうも、れおにすです(´・ω・`)丿
多くの人は、柔道の素人で、選手同士が正々堂々正面からぶつかり、実力を試し、優劣がつくのを観たいものですよね。
しかし、試合をしている当人たちにとっては、4年間いや、もっと長い時間をかけて努力してきたことをなんとしてでも結果に結びつけたい気持ちでいっぱいでしょう。
柔道の試合、ましてやオリンピックの決勝戦において、その気持は頂点に達しているはず。
男子柔道の決勝戦テディ・リネールVS原沢久喜についてまとめてみました。
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100㌔超級絶対王者テディに挑む原沢!!
日本代表は中央競馬会(JRA)に所属する原沢久喜(はらさわ ひさよし)さん。
山口県出身で1992年生まれでリオ五輪現在は24歳。
選手としても「心技体」の頂点の時期。いちばん油が乗っているときですね。
身長191㌢、体重125㌔!!
(´・ω・`)・・・ゴジラかな?でなくても、怪獣ですね…(汗)
得意技は、内股と大外刈。
決勝を戦った相手は、テディ・リネールさん。
出身国はフランス。1989年生まれでリオ五輪現在27歳。
2007年に最年少で世界選手権で頂点に立ってから、世界大会を7連覇している最強の柔道家です
身長は204㌢、体重は131㌔
こっちが、ゴジラだった…(´・ω・`)
でも、相性が「テディ・ベア」
Σ(´∀`;)って、それ名前だけやん!!
多分世界でいちばん強いテディベアですね。
こちらも得意技は、内股と大外刈、そして隅返。
プロフィールを見ると、どちらの選手も威風堂々たる経歴。真正面からぶつかって、どちらが勝っても称賛に値する素晴らしい試合になるはず。
観客はそれを期待していました。
ポイントを取って無様なまでに逃げまわった王者テディ・リネール
しかし、試合は観客が期待した最強の男同士のぶつかり合いではなかったようです。
ポイントを取ったテディさんは、原沢さんと組み合うのを徹底して回避しつづけたのです。
要するに、勝負せずに逃げまわったのです。
これに対して、観客は大ブーイング。正々堂々とした試合を要求しました。
そして、時間切れになり、テディさんが勝利したのです。
この試合を見ていた人たちは、口々にテディさんを非難しました。
「オリンピックの決勝戦とは思えない」
「これが絶対王者のすることか」
などなど。
逃げまわるテディさんは素人目で見ていても、学校や塾に行きたがらない子供のようでした。
海外の選手の勝つための作戦と言えばそれまでなんですよね…。
中には体や柔道着にサラダオイルを含ませて、掴みにくくする選手もいると聞きます。
逃げてみせる、というスタイルは作戦のひとつとして、相手にプレッシャーを与えます。そういう意味では、逃げるのもアリでしょう。
しかし、7連覇の絶対王者の戦い方としては、不似合いと言わざるを得ないでしょうね。
ただ逃げまわっているだけなら、勝機はあったかもしれません。
問題は審判にあったという声もあります。
疑惑の判定を下した審判に、不正の疑いが浮上
普通なら、勝負をしようとしない選手には、きちんと組んで勝負するように、「指導」が入ります。
これも繰り返せば、相手のポイントにもなりかねないので、最期まで逃げまわることはできないようになっています。
※指導を積み重ねると、指導→注意→警告→反則となります。
これらのルールを見れば、明らかにテディさんに指導や注意が行くはずなのですが、なぜか技を仕掛けないという理由で、相手を追っていたはずの原沢さんに指導を出しそうになっていました。
これは「意図的に審判が、原沢さんにプレッシャーを与えていた」と取られてもおかしくない行動です。
オリンピックや世界大会では、毎度のごとく不正が行われている気がします。こうなると、選手の努力はいったいなんだったのか、と思えてきます。本当にこんな試合をやる意味はあったのか、と考えさせらます。
残念ではありましたが、最期まで戦う姿勢を見せてくれた原沢さんには拍手を送りたいですね。
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