『そして、誰もいなくなった』が完結し、日下瑛治との対決とその過去、そして日下の本名が明かされました!しかし、ちょっと消化不良でもあったラストです。
どうも、推理能力ゼロのれおにすです(´・ω・`)ノ
私は、真犯人はてっきり奥さんの早苗さんだと思ってました…こんな記事まで書いてドヤ顔してました…恥ずかしい…
盛大に、的を外してしまいました。心より謝罪いたしましゅ…(´;ω;`)ウッ…
というわけで、最終回で明かされた事件の全貌と気になったことをまとめてみました。
目次
1、事件の犯人と協力者は誰?
2、事件の全体と日下の動機とは?
3、謎が残った未解決部分とは?
4、ドラマ全体の感想
Contents
1、事件の真犯人と協力者は誰?
まずは、気になる事件の真犯人は、バーテンダー日下瑛治、そして母・万紀子でした。
そして一連の事件で日下に協力していたのは…新一の友人である総務省の小山内、新一の上司・田嶋、偽新一こと川瀬、弁護士の西条。
上司の田嶋はどちらかと言うと、二億円の横領のことがあったので、それをネタに脅されたということでした。
川瀬は用済みになったので、最終回で日下に消されました。
弁護士西条は日下の依頼で、川瀬の弁護士になっただけでしたが、川瀬の弁護士としてテレビに出演しだしたのは、日下にとっての予定外の行動だったそうです。
小山内は、総務省内での個人情報管理システムのスキャンダルをネタに派閥争いに勝ち出世を狙っていたことから、日下に協力していたようです。しかし、すべてを知っていたわけではなく、テロ失敗のあと新一を助けようとしたのは、友人を裏切った罪悪感から、ということです。
はるかと斉藤については、あまり語られていませんでしたが、協力関係にはあったようです。というより、全員利用されていたという印象です。
2、事件の全体と日下の動機とは?
草加瑛治の動機
事件の全体は、日下瑛治の動機そのものだったと言っていいでしょう。
日下の真の狙いは「世界を孤独にする」ではなく、やはり「藤堂新一を孤独にする」ことでした。
母・万紀子と新一は本当の親子ではなかった。万紀子の再婚相手である藤堂家の子供でした。
万紀子は再婚するときに、藤堂家から契約を結ばされていました。それは、息子である日下瑛治(本名は友哉:トモヤ)を養子に出すという契約でした。万紀子と日下瑛治こそが本当の親子だったのです。
母・万紀子の裏切りと新一の無償の愛
再婚相手の藤堂が亡くなったことで、日下瑛治(友哉)は、母万紀子が自分の元へ戻ってくると信じていた。
お葬式の日に、母に会おうとして藤堂家へ行ったところ、母万紀子が新一に対して「あなたを一番愛している。一緒にいよう」と新一を抱きしめていたのです。それを目の当たりにした日下(友哉)は絶望し、新一への恨みをつのらせたのです。
しかし、新一は父親をなくしても、本当の母親ではない万紀子に対して、無償の愛情で答えようしていました。そのことが結果的に、二人の息子の間で万紀子が苦しみ続けることになってしまったのです。
新一(子供時代):お母さんもボクのこと信じてね。お父さんの分もボクが守るから。
万紀子は、泣きながら訴えました。
万紀子:アナタのせいよ…アナタが私に優しいから…
元々、万紀子は息子友哉と不自由なく暮らすために、藤堂家の財産を狙っていたのでしょう。しかし、新一の曇りのない優しさが、万紀子を躊躇わせてしまったのです。
最終的には、逆上した日下が、新一を殺そうとするが、万紀子が日下と刺し違えて、ふたりとも死亡するという結末。
しかし、日下の死体は現場から消えていたのだが、新一のモノローグでは死んでいるであろう、ということです。
心のすれ違いが、一方で友哉を日下瑛治という化物に歪ませてしまったという悲しいドラマでした…(´・ω・`)
事件の全体像
まとめると以下のようになります。
① 日下(友哉)の母を奪われた恨みが動機となる
② 母万紀子は新一が小さいときに、殺害を図り、失敗している。
詳細:トラックの前に突き飛ばしたが、轢かれる寸前に怖くなり、新一をかばい負傷し、車いす生活となった。
③ ミス・イレイズが完成したあと、計画が実行される
総務省小の山内、上司の田嶋、偽新一の川瀬、大学時代の友人はるか、斉藤、弁護士西条がそれぞれ日下の指示で動いた。
川瀬の父親の存在に気がついたヘルパーの西崎弥生は、万紀子によって殺害されています。
④ビルの屋上で狙撃してたのは日下本人。手の怪我は自分で手を撃ちぬいた。
⑤テロ失敗時に、新一を逮捕させる予定が、小山内が新一を助けてしまう。
⑥二億円横領が早苗にバレた田嶋は、ひそかに田嶋に張り付いていた五木によって殺害され、二億円を持ち去られる。早苗は助かる。
五木は高飛びするために二億円を持ち去ろうとするが、早苗が「新一が無実である証明を残して」と頼み、100万の束が残された。
⑦新一は逮捕されてしまうが、事件が公安預りとなり、逃亡の恐れもないとして釈放され、早苗の元に戻ることができた。
取り調べは続くそうですが…(´・ω・`)そりゃそうよね。
※大事な部分が抜けてるぞ!ちょっと解釈違うぞ!という部分はコメントください。書き直します!<(`・ω・´)
3、謎が残った未解決部分とは?
ドラマは終わりましたが、ちょっと消化不良な部分があります。
①斉藤の遺体を病院から持ち去った方法と目的。その遺体が冷凍されていたこと。
②弥生の声が録音されていたインターホンのこと。その意図。
これらは何の意味があったのでしょうね。
はるかについても、ちょっと生存フラグがあったのですが、やっぱり死んでましたし。
弥生の死もセリフだけで消化するというやっつけぷりはちょっといただけないですね。
西条弁護士が、日下の依頼以上の動きをしたのは、お金や権力志向からではなく「自分よりも頭のいいやつに勝ちたかった」という自らの人生哲学からだったようです。
もしかしたら、番外編や続編もあるかもしれませんが、このドラマはこれでよく出来ているほうだと思いました。
4、ドラマ全体の感想
全体的によく出来た作品だなあと感じましたし、毎週とても楽しめたドラマでした。
テレビドラマがつまらなくなったと言われていますが、日本のドラマにしては頑張っていると思います。マンガ原作のドラマ、映画が主流となっている中で、オリジナルの、しかもサスペンスモノですから、視聴している人も結構多かったのではないでしょうか。
欲を言えば、早苗がちょっと役として膨らみがないように思えました。妊婦でなければもっと活躍できたかもしれませんね。妊婦さんに無理させちゃ行けないし・・・。でも、みんな死んだけど、新しい命も生まれるんだ!がやりたかっただけなのかな…。だとしたら、やっぱりもっと練って欲しかった役です。
新一という役は、難しい役…という印象。これは、藤原竜也さんだったから、良かったのだと思いますね。
新一の素直さと激しさが見事に表現されていて、さすが藤原竜也サン!!ですね。
キャスティングも演技派揃いで、日下役の伊野尾慧さんは、ジャニーズながら名演技でしたよね。彼の代表作になるのではないでしょうか。
毎週、ハラハラするストーリー展開、ツインピークスのようなサスペンスだけど、ちゃんと終結させた脚本、そしてキャスティングの妙が光った夏のドラマでは最も面白かったと思います。
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