「支持政党なし」というポスターが複数枚掲示されていて、ちょっとした話題になっていましたね。管理人も「これなんだろう…?」と思い、調べてみたら、佐野秀光さんという方がやっている政党なんですね。
ちなみに「支持政党なし」というのは党名のようですネ。
自分の希望に当てはまる政党が立候補者がいない人から票を集めるなんて、隙間ビジネスのような発想だなあと感じましたが、同時にちょっと危険な考えなのではないかなとも感じました。国民の考えや気持ちをダイレクトに国会にぶつけることは、願ってもないことだと思います。
日本の言う民主主義は、何かを変えるのにも時間がかかり、互いに足を引っ張り合っています。だからこそ生かされている少数派もいますよね。ダイレクトに民意をぶつけることは、ある意味少数派を潰してしまうことにつながりかねないような気もします。
佐野さんはいったいどんな考えでこのような出馬に思い立ったのでしょうか。
それなりに計算があってのことなのでしょうか。
それとも、完全にビジネスとして政治を考えているのでしょうか。
ある意味では政治もビジネスも似たモノなのかもしれませんが…
例えば…
TwitterなどSNSが普及したことで、映画やテレビドラマなど一部批評家やプロと言われる人たちしかコメントできなかったジャンルは、今や国民総評論家となり、だれでも好きな様に意見を述べることができるようになりました。
政治の世界でも同じことをやってみようということなのでしょうか。その試みはとても興味深いものでもありますが、それだけに慎重になる必要があると思います。劇薬には副作用があるように、急激な変化には、かならずどこかに歪みが生まれます。
今の政治が良くないものであっても、それは政治家を選んだ国民の責任です。だからこそ、国民は時間をかけてでも、ゆっくりでも、1ミリずつでも修正しながら作っていくものであってほしいです。
ファーストフード的な政治ではなく、じっくりことこと時間をかけた料理のように、本当に良い政治を望むばかりです。
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