いよいよ公開されるジブリの新作映画『レッドタートル~ある島の物語』ですが、予告編を観て興味を持った人も多いですよね。私も見に行きたいと思ってますがお金が尽きそう…!
どうも、れおにすです(´・ω・`)ノ
すっかり映画の記事ばかりになってしまってますね。今年の夏は日本映画がアツいから仕方ないね。
というわけで、『レッドタートル』を観に行く決心の固めるためにも、あらすじやネタバレなどを調べてみることにしました!
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『レッドタートル』のあらすじは?
公式サイトを調べると、詩のようなあらすじだけが書かれています。
予告編を観た人はなんとなくわかると思いますが、この映画は「セリフ」や「言葉」で語られる映画ではなく、「映像」だけで観る作品のようです。
~あらすじ~
そして、その物語は、ひとりの男が海で遭難し、命からがら、ある島に流れ着きます。
そこは無人島で、何度も脱出を試みるも、「見えない力」が働き脱出することができない。
やがて、時間や文明を忘れ、自然のなかで生きていくうちに、ある女性と出会います。
予告編や公式のあらすじを読んでいると、文明と切り離された人間が「命」の価値や在り方を見出していく、そんな物語のように思えますね。
詩人の谷川俊太郎氏による作詩
公式サイトに寄せられたその詩は、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんが書かれた詩のようです。
「Red Turtleに寄せて」というタイトルで、物語を表しているようにも見えます。
これは最後の一節なのですが、これを読んでいて、ある物語を思い出しました。
それは「浦島太郎」です。
ネタバレとなる原作は『浦島太郎』か?
『レッドタートル』はいわゆる「ロビンソン・クルーソー」モノと言われる無人島漂着して始まるジャンルですよね。ですが、レッドタートルには、それとは少し違った趣があるように思えます。
理由は、「レッドタートル」の名前です。アカウミガメのことだと思いますが、日本には『浦島太郎』という物語が存在します。
そこで、気になるのが谷川俊太郎さんの書かれた詩の一節です。
浦島太郎は、竜宮城で饗されているうちに時間が経つのを忘れ、帰った時には自分のことを知る者は誰もいないくらい未来の世界へ行ってしまいました。物語としてはSF的な昔話ですよね。
レッドタートルは、そんな浦島太郎のような孤独感から破滅へと歩んでしまう話ではなく、文明と切り離して、命の本質へと観客を引きずり込むような作品に思えてなりません。
「世界は言葉では答えない。もうひとつのいのちで答える」
この言葉にも、次の世代への祈りも込められているように思えます。ただの漂流モノではない、新しい世界を見せてくれることでしょう。
本当に楽しみです!!
短編アニメの巨匠マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督とは!?
『レッドタートル』の監督は短編アニメ映画で有名なマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督です。今回の『レッドタートル』が62歳にして初の長編映画だと言うので驚きです!!
名前からしてフランス人のようですが、実はオランダ出身で活動拠点はイギリスのようですね。
ジブリの鈴木プロデューサーが2000年に制作された短編アニメ「岸辺のふたり」 (Father and Daughter)を観て、ぜひ長編作品を作って欲しいと話を持ちかけたそうです。
この「 Father and Daughter」が、また8分とは思えないくらいのボリュームと密度のある作品で、8分なのに1時間くらい観ていたかのような錯覚すら覚えます。
「アニメ製作をジブリがやる」という条件でマイケル監督は承諾したそうです。
鈴木プロデューサーは、高畑勲監督にも要請し、ふたりで作品づくりに取り掛かったそうです。
言葉のカベもあるだろうし、大変だっただろうなと思います。それにしても鈴木プロデューサーはさすがですよね。
レッドタートル 予告編
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